講義
大人は若者に何を伝えるべきか
(第5期講座)
受講生から寄せられた感想です
さすが教育学の先生だけあって、講義のうまさに感心しました。受講生に質問を投げかけ、答えを検討しながらのお話を楽しく聞きました。
また、言葉の定義から説明して解説に入るというやり方は、論理があいまいにならないので、よかったと思います(私たち受講生は研究者としてトレーニングを受けていませんから、言葉をつい曖昧に使ってしまいます。その弱点を解消できてとても良かったです)。
内容については、現在の教育の抱える問題と、格差社会と言われる状況、新自由主義的経済思想などが関係しあっていることがクリアに見えた気がします。「学習意欲の高いこと」、「自主性のあること」などが当然、善と思い込んでいましたが、それもまた社会の変化の影響をいくばくか受けていることに気づかされました。何にしても……。「いい人生」って何だろう?と考えさせられる講義でした。
[織田孝一さんの感想]
高等学校教育にかかわって、日々生活をとり巻く社会の状況に感心を持ちつつ教育過程の実施に努めております。
第3回目で中央公論1月号で著しておられた基底にあるものが理解できたように思います。ありがとうございました。
[クレマチスさんの感想]
福祉の分野においても、「自己決定」がキーワードになっています。
知的障害者の場合は当初、制度に支えられた地域生活=人生の選択として語られていたものが、支援と制度の財政的破綻〜障害者自立支援法の成立の流れの中で制度的な支援が不十分な地域生活になろうとしているように思えます。
苅谷講師の話で、自己決定の欺瞞性、うさん臭さのよって来たるところがある程度、了解できたように思えます。これをどう批判し、別の原理を立てていくか、ということは教育に関する議論が参考になると思えました。「アンビバレントな部分」の共有は確かにできたとは思えますが、課題の大きさ、重さ、難しさの前で固まっています。
[匿名希望さんの感想]
「学習援助士」を名乗り、30年近く個別学習指導(小中高・英数国理社)で身を立ててきました。
3回のお話で、自分が30年間取り組んで来た事(つまり“私の人生”)〈小状況〉と世界全体のこの30年間の状況変化〈大状況〉との、密接な連動性がほの見えた気がしました。スッキリしたー!
さて、ここから先は、私個人が何をどうするか、です。
私は「学習セーフティネット」をネット上(web上)に構築してゆきます。学習の内容と方法、教え方の技法等を、ネット上に無料公開していきます。今後ともご指導のほど、よろしくお願いいたします。
[本田哲也さんの感想]